2023年3月25日土曜日

寒い季節に夏服を売るのはなぜ?

もう3月も終わりに近づいているのに10度を割る寒い日が続いています。


雨がよく降ることに関しては
干ばつよりはよほどいいので
ありがたく感じていますが

ミモザ イラスト

春遠からじでもミモザは満開です


1時間のうちに
一瞬日が差したかと思うと
どす黒い雲に覆われ、あられが降ってきて
ものすごい強風にあおられ
あられがやんでまた一瞬日が差した直後に
今度はひょうが降ってくる

白椿

庭の椿も花開くことなく
つぼみのまま落ちるのではと心配しましたが
白い方はやっと咲き出してくれました。
赤椿はつぼみのまま。


ヒヤシンスと水仙があるキッチン
春のぽかぽか陽気とは無縁でも
せめて家の中だけでも春らしく演出したいので
室内観賞用のヒヤシンスや水仙を絶やしません。

ヒヤシンスと水仙の花壇

毎年室内の植物が咲き終わったら
球根を全部前庭の花壇に埋めています。

あまりに寒いので
夫にウールのセーターを買おうと


仕事帰りに店という店をさ迷い歩きましたが

ウールのセーターを売ってる店が一軒もない!


どの店も麻のシャツやコットンショーツを並べていました。

思えば猛暑の時にウールのコートやセーターを売っていて
全然買う気がしなかった覚えがあります。

暑い季節に涼しい夏服
寒い季節に暖かい洋服を売った方が
売り上げも上がるんじゃないかと思うのは私だけでしょうか?

この不毛なショッピングで疲れた足を引きずっていたとき
オックスフォード ストリートで見かけた
クラッシック音楽を演奏していた人たち。




ヴィヴァルディの四季なども演奏していて
美しい音色に癒されました。

クラシック演奏家というと
白人の恵まれた階級の人たちが独占しているイメージがあり

黒人の音楽というと
ラップやR&Bという多くの人がもつ
偏見や先入観をうちやぶった彼らをみて
感動を覚えました。

何かしらワクワク発見があるロンドンの街角。



















2023年3月17日金曜日

大入り満員セザンヌ展

テートモダンで開催されていたセザンヌ展を訪れました。


ものすごい人気の展覧会で
開催期間中の真ん中あたりに訪れるべきだったと思いますが
展覧会が終わる数日前に訪れたので

入場制限をかけていたにも関わらず
満員電車なみの混み具合でした!

なので、絵の前に立ちはだかって
模写などは論外のマナー違反なのであきらめました。


セザンヌ展 イラスト

すごい人混みでも車いすやシニアカー、学校遠足
バギーも受け入れていて(赤ちゃんが泣き叫んでいた)
皆平等に絵画鑑賞を楽しめるという方針には
感心してしまいました。学校から見学に来てる生徒は模写をしていました。


ぎゅーぎゅーに人が入っていて
ご高齢の方が多かったにも関わらず

マスクをしているのは数人程度でした😱。


日本の方がみたらぶっ飛ぶと思いますが。

なので「ゾーン」に入れて
鑑賞に集中できるのに時間がかかりました💦
ゆるーい解説、ご理解ください🙏

セザンヌの初期絵画

セザンヌっぽくない初期の作品が結構気に入りました。
この絵を観てなぜか私はビヨンセを連想してしまいました。


セザンヌ 花の絵

東京の美術館所蔵の花の絵。


色の数を抑えて
各色のトーンに深み、豊かさを出すのが特徴。
セザンヌ 水彩静物画
油絵だけではなく
水彩、パステル、木炭など
あらゆる画材で描いていたセザンヌ。

先日かつて油絵を描いていた母が電話で
描き込みすぎずに間をとることの大切さを
強調していたのを思い出し
この絵も間の取り方が参考になりました。

セザンヌ 風景画

もっともセザンヌらしいと思える作品を選んで
写真に収めましたが

高性能カメラで撮影でもしない限り
セザンヌ独特の一本一本まっすぐに引いた筆の線を
見せるのは難しいです。

この筆遣いが独特のフラットで幾何学的な要素を生み出しています。

セザンヌのパレット
セザンヌが実際に使っていた水彩画のパレット。
絵の具にこだわっていたセザンヌが
ごひいきの画材屋に「なんでこの色きらしてるんだ」
とクレームをつけている手紙も現存しています。

セザンヌ静物画
絵画のジャンルとしては重要度が低かった静物画を
昇華して自らの代表作に。
「リンゴでパリをあっと言わせてみせる」と豪語したといわれています。


セザンヌ 人物画

プロのモデルを好まなかったセザンヌは
人物画のほとんどが家族や親しい人の肖像画です。
恥ずかしがりやで
裸体のモデルを直に観て描くことができなかったようで

下着姿の男性の写真をもとに描いた
宗教画に近い作品が残されています。
















2023年3月11日土曜日

スタンプ押すのがもったいないアートなパスポート

イギリス国外から出なくなって4年以上が経ちました。


多くの人がパンデミック以来出国規制が緩和されたらすぐさま
海外旅行を再開したようです。

かつてフルタイムで働いていた時は
休暇といえば海外旅行という生活でしたが

夏の休暇 イラスト

行ったら楽しいのだろうけど
行かなきゃ行かないでなぜか恋しくならない
海外旅行


パンデミックを機に
ブログ、アート、劇場の仕事など
新しいライフスタイルを築いた際

日常の生活に満足すると
いち早く海外に出たいという欲望がなくなりました。

といっても4年家族に会ってないのはちょっと💦

あとは「一生涯で一度きりのチャンス」と言われている
全世界から名作が集められた17世紀オランダ人画家
フェルメールの展覧会がアムステルダムで開催中なので
観に行くことにしました。

パスポートは半分近くどこにも行くことなく
切れる寸前なので

日本大使館でパスポートを取得してきました。


思えば日本大使館ってパスポート取得の時くらいしか
訪れません。

日本大使館のお手洗いで
4年ぶりにウォシュレットに遭遇。

ウォシュレットほど郷愁をそそるものはありません。


受領したパスポートを開いて
心の底から感動したのが

査証のページ全てに美しい浮世絵が!


パスポート浮世絵

最近パスポート更新された方は
もうご存じかもしれませんが…


パスポート浮世絵

誰が発案したのかしりませんが(外務省の方?)
あなた天才!


パスポート浮世絵

こんな芸術的なパスポートを発行している国は
あまりないに違いない!


パスポート浮世絵

この美しい浮世絵に査証のスタンプ押されたくない…


ってことは永遠に英国から出ないでおくかー😂😂








2023年3月4日土曜日

バスルームのカーテンを手作り

寒い季節に集中して行っているリフォームプロジェクトはまだ続いています。


選択肢があるのなら日本風の
お風呂が別個でお風呂の外で
体が洗えるような環境が夢ですが
私が住んでいる古い家ではありえません。

ウェットルームと呼ばれるシャワー室の取り付けは
皆よくやっているので
新築だと日本式のお風呂も可能かもしれませんが。

なのでうちは普通のイギリスの家と同じで
トイレも洗面所もお風呂も全部同じスペースにあります。

猫の水彩画

いつもランニングに行く平野のわきに流れている小川をへだてた
土手でよくみかける猫。(土手猫🐈)
天気の良い日は日向ぼっこをして平野の人々を眺めています。
この日は切り株の上に座って彫刻のように見えました


お風呂の換気をまめにしていても
特に冬場の湿気がすごく (冬は長風呂になるので)

バスルームのカーテンにカビが生えてしまい
何度か買い換えました。

プラスチックのブラインドが好きではないのでこれはアウト。

バスルームの窓のカーテンにもビニール製のシャワーカーテンを
取り付けることも考えましたが


やっぱりそれは変。


既製品は結構な値段だし
気に入った生地のカーテンが見つからなかったので

自分で作ることにしました。

カーテン作りにかかせないのがカーテンテープ。


カーテンテープ

これさえあればどんな布地もカーテンに変身!


きっちりした公共の場でみるようなカーテンを
自分で作るのは難しいですが

ミシンで直線縫いができれば

裾がほつれないように端を折ってミシンをかけて
布地の上部にカーテンテープを縫い付ければよいのです。

カーテンテープ



あとはテープ内に通っている紐を引っ張ってギャザーを寄せ
テープの切り込みにフックを引っ掛けると
簡単にカーテン棒の輪につるすことができます。

手作りカーテン ロンドン

ちょっと写真暗いんですが
赤茶色の縞柄の麻布をカーテンにしてみました。

海外インテリア 手作りカーテン バスルーム

既製品より安上がりなのと
好みの生地を選べるのは嬉しいです。
カスタムメードなどにすると更にお値段が張るので...











2023年2月25日土曜日

アートフェア参加+晩冬のハイドパーク

ロンドン、ケンジントンのアートフェアに参加しました。


今回の出展作は「サンゴ礁」。
私はダイビングをしたことがないのですが
写真でみたサンゴ礁の色の美しさに感動して制作しました。

サンゴ礁 絵画

クリアで鮮やかな色を保つために
今回はオイルパステルを用いて
濃い青の水彩で更に鮮やかなサンゴ礁を浮き立たせました。

ロンドン アートフェア
いつもはアーティストの方たちとよくお話をしますが
私が展示しているブースが今回は比較的空いていたので
絵を観てくださるお客様に話しかけるよう心掛けました。

ロンドン アートフェア

ブティックなどの営業と同様で
話しかけられると引く人もいますが

絵のことを知りたがって
積極的に質問してくださる方もいて

オンラインではなく
目の前で感想やお褒めの言葉をいただくと
「ますます頑張ろう!」という励みになります。

もっと営業や絵画制作に時間を費やしたい!と思うのですが
劇場の方の勤務時間が増えてしまい
毎日時間づくりに苦心する今日この頃です。



ハイドパーク

ハイドパークの中を通過して展示会場に向かいました。
咲き誇った愛らしいスノードロップ。



カール ラガーフェルド 彫刻

最終日にアーティスト仲間と打ち上げに行く途中に見かけた
シャネルのデザイナー故カール ラガーフェルド氏のお茶目なディスプレイ。








2023年2月17日金曜日

期待しないバレンタインのすゝめ

バレンタインなどのイベントは、家でコース料理やシャンパン、お花、カード、チョコレートまたは高級レストランで食事など期待感満載になればなるほどプレッシャーがかかります。


年代が若かったり、カップルになりたてだと
そのプレッシャーは更に高まるに違いありません。
ハリウッドカップル イラスト

バレンタインで絵になるカップル


今年のバレンタインは当日翌日ともに夫婦共々出勤日で
「もう今更いいって、忙しいし、疲れてるし」みたいな感じでしたが

そういう時に仕事から帰ってきて一凛のバラがテーブルに置いてあると
期待していなかっただけに余計に嬉しく感じました。


バラの一輪挿し 海外インテリア

完璧でロマンチックなバレンタインを演出しようとして
何か手落ちがあると
不満が残ったりするので

期待感のバーを下げると
何事も感謝できるな、と思った一日でした。


仕事帰りの夜道で
にゅっと花束が突き出した通勤リュックをしょって
家に向かう若い男性など見ると
ほほえましく感じてしまいますね😊


2023年2月11日土曜日

ミニリフォームで辛子色のキッチン

最近キッチンのリフォーム完了しました。


寒くて暗い季節は長い間怠っていた家周りの修理や改善に力を入れようと…

リフォーム前は深いモスグリーンのキッチンで
それはそれで雰囲気があったのですが

日があまり射さないので冬の間ちょっと寒々しかったのと

水回りの天板が木材だったのですが水が浸透してきて
だんだん板が黒ずんできたので天板とシンクも変えました。

イギリスでは水回りの天板にも木材を使うのが人気です。

木材の天板は新しいときは温かみがあってよいのですが
あまり実用的でないことがわかりました。 

新しいキッチンはぜったい黄色にしたい!と思っていましたが
バナナやレモンのような明るい黄色だと
イギリスのくすんだ日差しにあまり合いません。

なので辛子色に落ち着きました。

瓜 水彩画

この瓜から色のヒントを得たわけでは
ないのですが。。。



最初はユニットも全部変えるつもりで
ショールームなどを見て回りましたが

目の玉が飛び出るほど高かったので

ユニットのドアと
シンク+天板だけ交換しました。

海外 キッチンインテリア

水回りは手入れしやすいステンレススチールに変えました。


日本と比較するとどうなのかわかりませんが
ロンドンの改装の際の人件費はすごい費用です。

同じ技量でもイギリス人の業者よりも
東欧出身の業者の方が多少見積もりが安くなります。

自分でできることは自分でするのも
人件費を抑える助けになります。
木材のドアは自分でペンキを塗りました。

辛子色 キッチンキャビネット

キャビネットの中も同じ辛子色に塗りました。

かつてはクロームメッキやニッケルなど
シルバー系の取っ手が人気がありましたが
今は真鍮などゴールド系の温かみがある色が人気です。

改装費用を抑えるのに
リフォーム材のランクを落とすというのもありですが

あまりに安い材料を使うと
長持ちせずまた改装する羽目になるので

必要な部分だけ変えて
リフォーム材はなるべく質の良いものを選ぶのが
ベストだと思います!


ロンドンのキッチンインテリア

ミニリフォームなら
改装業者やキッチン販売店に頼らず

ドア材専門販売業者や
ステンレススチール加工業者などに
自分で直接注文したほうが安くなります。

水回りが快適で使いやすくなって
辛子色で冬の暗い日も気分も明るくなるので

寒いときに家がぐちゃぐちゃになって大変でしたが

リフォームしてよかったです♫



















2023年2月4日土曜日

時は金なり・スマホデータ移行地獄

最近、ジェットコースターに乗ってるようにものすごい勢いで時間がたつので


更に一分一秒を有効に使おう
満足感がある活動や喜びをもたらすひとときを優先して
時を過ごそうと誓ったときに限って

パソコンがプリンターを認識しない
スマホが真っ暗でどのボタンをいくら押しても動かないという事態が発生しました。

この日はアート制作に充てたい
家族に電話したいと予定を立てていたのに

問題解決で丸一日を費やしました💦

天使 イラスト

時間がたつ速さを痛感して
時がさらさら流れる
砂時計を抱えた天使の
絵を描きました




プリンター認識などはYouTubeに頼って何とか解決しましたが

新しいスマホで私事/仕事/日/英と多数のメッセンジャーサービスや
アプリの復旧、それに連動したグーグルドライブの指定
新しいスマホなのに
なんですでにメモリ容量半分以上消費してるんだとか

どのアプリがどのメルアドと連動してる?
数えきれないパスワード

全部放棄して森歩いて絵描いて生涯過ごすから
スマホいらんと叫びたくなりましたが


このご時世でオフィス環境で働きたければ
避けられない試練なのかもしれません
ある程度のIT知識がないとついていけないというか

テック業界がもともと複雑な設定・環境を更に複雑にして
それに踊らされている気がしなくもありませんが

知らぬ間にいかにテクノロジーにたよっていたか
思い知らされた一日でした。


私は貧乏性なので電化製品でも
お釈迦になる前兆がみえていても
完璧に壊れるまで使い続けるのですが

スマホはそうなる前に
買い替えた方がいいということでしょうか?








2023年1月28日土曜日

アンティークのキッチンキャビネット購入

アンティーク、ヴィンテージの家具を収集するのが趣味ですが


小さい家なので「買い足す」ことは控えていて「買い替える」時のみ購入しています。

今回はタオルや石鹸、トイレットペーパーなどを収納する
バスルームキャビネットを購入。

以前はアンティークフェアなどに入り浸っていましたが
今は時間が限られているので
中古品などを購入できるサイト「Ebay」をもっぱら利用しています。

日本だと「ヤオフク」とかに相当するのかな?
日本でEbayは普及していないのでしょうか?

アンティークの専門店だと値段が張る家具も
個人が不用品などを売りに出しているEbayだと
何百もの家具を毎日物色する根性があれば
(私にとってはそれが喜びなんですが)

お値打ち品を手に入れることができます!


今回購入したのは
キッチンユニットの先駆けともいえる
1930年代に生産されたキャビネットです。

ヴィンテージ キャビネット
鉄製の取っ手と蝶番
キャビネット中央に取り付けられた真鍮製の通気孔。

冷蔵庫が普及する以前の1930年代に
生鮮食品を保管する用途で使われていたようです。


ヴィンテージ キャビネット
売主はペンキを塗って
リネンキャビネットとして使っていたようです。

はるばる北ウェールズから取り寄せましたが
運送費の方がキャビネットの値段を上回りました💦


キッチンキャビネット
本来はこんな感じで木肌のキャビネットだったと思います。












2023年1月21日土曜日

フロイト展で賛否両論のエリザベス女王の肖像画鑑賞

ロンドン、ナショナルギャラリーでルシアン フロイト展を訪ねてきました。


心理学者のジークムント・フロイトを祖父に持った
ルシアン フロイト
同じ画家の作品とは思えないほど
画風が豹変しています。

ルシアン フロイド 模写
2002年に描かれた88歳の時の自画像を模写。
一般的に知られているフロイト氏の画風は
この後期の厚ぼったく絵の具を塗り重ねた
荒々しいタッチのスタイル。

ルシアン フロイド 自画像
1946年に描かれた自画像。
後期の画風と比較すると全てが対照的。

この時期から既に成功していましたが
このころは一般人も知っているというよりは
アート業界で知られているといった存在。

薄く溶いた油絵の具で
表面もつるっとフラットな質感を保ちつつ
綿密に描き込んで
ナチュラルではなく様式化した画風。

ルシアン フロイド自画像

1960年代に描かれたこの自画像は
正に初期と後期の作品の中間をいく画風。
顔のタッチに
盟友の画家、フランシス ベーコンの影響が見られます。
見下ろすようなアングルも面白い。


フランシス ベーコン 裸婦画
フロイト氏の有名な作品の一環は
この後期のぼてぼてっとした裸婦を
ぼてぼてっとした絵の具で
荒々しく、生々しく描いたものです。

この無骨そうに見えて計算されているような
ところがあるのと

大きなサイズで何点も存在していて
精神的な入れ込みが感じられないので

個人的に好みではありません💦

エリザベス女王 肖像画
2002年に描かれたエリザベス女王の肖像画。

もうこのころには超大御所画家だったので
宮殿に通って何日も女王がモデルとして座ってくださったそうです。

完成、公開当初は

批評家や一般人から

「どこのおばちゃん?」
「女王が飼ってる犬に似てる」

とかなり辛辣な批評を浴びたようです。

一方

「本来の王室肖像画のように女王を神格化、美化せず一人の人間として描いた傑作」

という人もいて…

これがサイズの大きい肖像画だと
たぶんドン引きしていたと思いますが
実際にはとても小さなサイズで

絵から出ているオーラは暖かく
親密感のある作品です。

ちなみに完成作品を贈与されたエリザベス女王は
「喜ばれていた」そうですが…

デビッド ホックニー 肖像画
大好きな画家、デビッド ホックニーを描いた肖像画。


ルシアンフロイド 絵
個人的に一番良いと思った絵は
やはり画風が変わる中間点の1960年代に描かれたこの作品。
リアリズムと女性の仕草で感情が伝わってくるよう。

ルシアンフロイド 絵
これは更にさかのぼって1950年代の作品ですが
繊細でルネッサンス絵画を彷彿とさせる作品。
写真に反映されていませんが
瞼にうっすら浮き出た細かい血管も繊細に描かれています。










2023年1月14日土曜日

王室御用達ブーツで沼状態の森を歩く

1月のロンドンはあまり日が差すこともなく毎日のように雨が降っています。


去年の干ばつで森林がからからになって苦しんでいるのを見ているので
「干ばつよりはずっと良い」と思えるようになりましたが
森林の地面全体がぬかるみ状態になり

普通のハイキングブーツでは水が入ってきて足がびしょびしょになります。
かといってゴム長であまり長い間歩くことはできません。

森林 水彩画
霧がかかった森林。
霧や木々が写る水面というのは
普段から描きなれてないと難しーい💦

ロンドンの森林公園
これはまだ地面が沼地になる前の
去年の11月ごろの写真。

こんな季節でも森林浴はやめたくないので

ハイキングブーツとゴム長の中間のような
「ダックブーツ」を購入しました。

ハンター ブランド ダックブーツ
普通だと値が張るブランドですが
半額セールになっていたので購入しました♪

英国王室御用達アウトドアブランド、ハンター。
ロゴの上部にエリザベス女王とフィリップ殿下御用達と
王室の紋章が入っていますが

この紋章も変えていかなくてはいけないから
半額セールだったのかな?


ハンター ダックブーツ
パッケージや
中敷きの縁取りがショッキングピンクで
とても可愛いデザイン。
泥沼に沈めるのがちょっともったいない気が💦

もともとアメリカが発祥の地であるダックブーツが
デザインのもとになっていて
定番の長靴じゃないのも半額の理由かも…

今日履いて既に泥まみれになったので
水で洗いました…