2024年5月4日土曜日

ロンドン画廊巡り+著名画家トークイベント

ロンドン、フィッツロヴィア地区は職場からほど近いのですが


オフの日にスケッチがてら画廊巡りを楽しみました。
ちょっと雰囲気のある光景を写真に撮ってきたのでご覧ください(^▽^)/


ロンドン 街角スケッチ

フィッツロヴィア地区のランドマークといえば
BT タワー。

BT(ブリティッシュ テレコム)は
日本でいうNTTに相当しますが
最近このタワーが
高級アパートに改装されるべく
不動産開発業者に売却されました。

なんか通天閣や東京タワーが
高級アパートに変身するみたいで
いいのか悪いのか…


ロンドン 路地裏

ロンドン中心部で
ヴィクトリア時代の雰囲気が
一番残っているのは
こういった路地裏だと思います。


ロンドン お洒落なカフェ

昔は乳製品販売店だったと思われる
青のタイルが可愛いカフェのたたずまい。


ロンドン 画廊

この地区は画廊がいくつか点在しているので
全部訪問してみました。
名画廊に展示なんて憧れるけど

ワインがふるまわれるプレビューの日の夜は
人が押しかけますが
それ以外の日、ましてや平日なんて

誰も訪れる人がいません。
受付の人も暇でしょうから
入っても皆笑顔で迎えてくれます。

未だにどうやって採算が合うのか
謎なんですが…


ロンドン 街角風景

ギターメーカー、ギブソンの
店のディスプレイがかっこよかった。


ロンドン、ナショナルギャラリーの
トークイベントに行ってきました。


私は個人的にオールド マスターと呼ばれる
1800年以前のヨーロッパ絵画のファンですが

一般的な趣向は
主にコンテンポラリーアートに移りつつあるので

昔の絵画に興味のない人たちを惹きつけようと
比較的著名な コンテンポラリー アーティストを招いて
好きな古い絵画を選んでもらい、
どうして好きなのか、どういった影響を受けたかなどを
語るトークイベントが開催されています。


ナショナルギャラリーのイベントがすごいと思うのは
皆無料なのです!




ロンドン アーティスト トークイベント

今回のアーティストは
ボブ アンド ロベルタ スミスさんです。

夫婦で活動でもしてるのかと思ったら
ピンのアーティスト名だそうです。

私は前々回のブログで
ターナーの詳細が細かく描かれた水彩画は好きだが
ぼやけた嵐みたいな油彩は嫌いといっていたら

正にぼやけた嵐の一点を選ばれて(上写真背後)
いかに光や空気の表現力がすごいか
後の抽象画家に影響を与えたか
熱く語ってくださいました。

現政府が理数系の教育こそが
将来の発展の糧であると
文系、特に美術系のカリキュラムや
予算を大幅に削減しているのに反対し

当時教育相だったマイケル ゴーブ氏の選挙地区で
前回の総選挙に出馬したそう。

本人が肩から下げている自らデザインしたトートバッグには
「全部の学校を美術学校にすべき」と書いてあります。

それはちょっと😂???

政治的メッセージを
かつて看板職人として磨いた腕で
手描きするアートがご専門です。

ポップですが
ロイヤルアカデミーの会員で
エリートでもあります。


ナショナルギャラリー 音楽イベント

トークイベントの後は
17世紀イタリアバロック絵画の巨匠
カラヴァッジョに捧げた
オペラ演奏を楽しみました。

これも無料♪

ロンドンは物価が高くて
治安も悪く住みにくいと
いう人は多くいますが

頑張って探せば
無料のアートや音楽のイベントが
街のどこかで毎日のように開催されているので
カルチャー好きにはこたえられません😃

















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