2023年9月2日土曜日

スパンコールの土建服でファッション革命

ウィリアムモリス博物館で開催中のデザイナー、アシッシュ グプタ氏のファッション展を訪れました。


ファッション イラスト 水彩画


インドのデリーで生まれ、インドで美術を学んだあと
イギリスでファッションデザインを専攻。

インドのデリーのワークショップで
スパンコールやインドの伝統工芸を用いた
クチュール級の一点ものを制作

グプタ氏が他のクチュールデザイナーと一線を画すのは
クチュール風の普通のドレスを制作するのではなく

多国籍文化、ゲイカルチャー、英国の階級社会や
一般的にけばけばしい、安っぽいという印象のあるモチーフを

職人技術と巧みなデザイン力で
洗練されたファッションとして解釈していることです。

アシッシュ グプタ ファッション
これは英国の土木作業員の典型的な装いですが

日刊スポーツのような新聞が入った
スーパーやコンビニの袋も含め
総スパンコールでクチュール仕上げ


アシッシュ グプタ ファッション

インドのサリーの生地を使って
ボリュームのあるギャザースカートに仕立て上げ

「移民」というロゴが入ったTシャツ。

このTシャツ、博物館の売店で販売されてたんですが

例えば私のような「移民」が着て歩いてたら
皆どういう反応を示すのか、ふと気になりました。


アシッシュ グプタ ファッション
スコットランドの伝統的なフェアアイル柄のニットも
グプタ氏流にスパンコールで変身!

服のパターン的にはゲイカルチャーも入ってます。


アシッシュ グプタ ファッション
昭和レトロなグラニースクエア編みのモチーフも
スパンコール仕様だと一気に華やぎます!


アシッシュ グプタ氏
クリスマスツリーの飾り付けのような
けばけばしい七色のティンセルのような素材も

グプタ氏の手にかかると
グラマラスなパーティー服に!


アシッシュ グプタ ファッション
一生に一回くらいこういう恰好するのは
楽しそうだと思うのは私だけでしょうか…


アシッシュ グプタ ファッション
もうちょっと着れそうな路線の二点をご紹介。
サリー生地のワンピースに
スパンコールのボンバージャケットを羽織りストリート風。


アシッシュ グプタ ファッション
インドの伝統生地を使ったワンピースも
めちゃ可愛い💛


アシッシュ グプタ ファッション展

スパンコールという華やかな素材を通して
異文化や多様な性のあり方、階級社会などと関連した
人々が持つ先入観に疑問を投げかける


アシッシュ グプタ ファッション展

ファッションという枠を超えた
アートとして鑑賞できる展覧会でした!

きらりーん✨


















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