2023年8月18日金曜日

英国紳士は何処へ:オフィスのカジュアル化

先日地下鉄に乗っていてふと気づいたのですが、ロンドンで背広を着た男性をほとんど見かけなくなりました。


ラップトップのケースを持っていても
オックスフォードシャツにチノパン、ローファーならまだいい方で
髭もじゃでTシャツ、短パン、スニーカーで普通に通勤しています。

きっとお国柄日本の方が背広を着られる方がもっと多いと思うのですが

スーツ男性 イラスト


欧米で男性の通勤服のカジュアル化が進んだ大きな理由が二つあります。

一つはコロナでロックダウン以降
在宅勤務も増え
家での服装とオフィスの服装の境目が
だんだんなくなってきた。

もう一つの大きな要因は
X(元ツイッター)のイーロン・マスク氏や
メタのマーク・ザッカーバーグ氏など
シリコンバレーのテクノロジー系の
カジュアルルックから大きな影響を受けていると思われます。

コロナ前にロンドンのあるコンサル会社で
在学中にインターンで働いていた男性によると
インターン中は社員のほとんどがスーツに革靴で
デスクでパソコンを使って働いていたのですが

コロナ、ロックダウンを経て
無事大学を卒業し
晴れて同じ会社で正社員採用となり
数年ぶりにオフィスに戻ると

デスクは取り払われ
ビーンバッグやクッションが床に散乱し
低いテーブルが置かれたスペースで
Tシャツ短パン姿の社員が
ラップトップのキーボードをたたいていたそう。

「違う会社に来たみたい…」

どうもグーグル本社などのオフィス文化に憧れ
固い人と見られたくない
才能があるから
見てくれは気にしないという雰囲気を醸し出したい
という背景があったようです。

ただ一歩間違えると
保育園にみえる危険性が…😂


先日職場の上司から
「今週から一週間会計監査入るから」
と言われ

トレーナーにトレパンっぽいズボンの若い男性を見かけ
劇場の裏方さんか学生のインターンかと思ったのですが

上司に「監査担当の人」と紹介され😲


うーん時代は変わったのね…

英国の米国化とでもいうのかしら…









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