2022年9月17日土曜日

女王の棺一般公開・芝居で語る一生

国会議事堂内で現在一般公開中のエリザベス女王の棺。せっかくロンドンに住んでるので最後のお別れを言いに行こうかなと一瞬考えましたが


現在待ち時間22時間😅


デビッド ベッカムすら12時間待ったそうです。

メダルをたくさん胸につけている
実際に女王に仕えたであろう兵士が辛抱強く並んでいるのを見て
こういう人たちのじゃまをしてはいかん、という結論に達しました。

ロンドンの劇場の多くは王室と密接な関係にあります。


エリザベス女王が亡くなった翌日は
ロンドン中の劇場が敬意を表して
劇場入口の明かりをほの暗くともしました。

来週の月曜のお葬式の日は
全劇場が閉鎖します。

ブリキのおもちゃ イラスト

ブリキのロボットのような
かたい動きでは
演劇は務まらない!?




ロイヤルファミリーがパトロンの劇場が多く存在し

ロイヤル シアターやHer Majesty's Theatre、
クイーン エリザベス ホールなど
王室の名を掲げた劇場が数えきれないほどあります。

妹のマーガレット王女ほどではなかったにしろ
お芝居を観に劇場を訪れるのは
エリザベス女王の楽しみだったようです。

私が勤める劇場でも
80年代に故ダイアナ妃が企画した
慈善コンサートが開催されたそうです!
パフォーマーは私が昔大ファンだった
Duran Duran だったというのも更に嬉しい♫

アイルランド人で現在はアメリカ在住のハリウッド俳優
ガブリエル バーンの一人芝居を観てきました。


夫が珍しく自分からチケット予約してくれと言ってきたお芝居。

夫も私も彼がセラピスト役でクライエント(患者)との会話だけで構成された
テレビドラマ「In Treatment」の大ファンでした。

ガブリエル バーン



映画の代表作は1995年公開の「ユージュアル・サスペクツ」

ユージュアル サスペクツ



今回のお芝居は本人の自叙伝「Walking with Ghosts」(幽霊と歩く)
を一人芝居に仕立てたもの。

こういう構成で観客を楽しませるには

まず自叙伝・本人の人生自体が波乱万丈であることは必須です。

平凡な人生だと観客寝ちゃうって😂

ロンドンアポロ劇場

小さいけど内装が雰囲気あるアポロ劇場


ダブリンで厳格なカソリックの貧しい大家族に育ち
学業が秀でたわけでもなく

父親のツテで配管工になるも仕事ができずくびになり
ホテルで皿洗いをしながら人生に絶望していたさなか

アマチュアのシェークスピア劇団を偶然見つけ加入。
どんどん才能を発揮し、見出されて成功をおさめますが

少年時代にカソリックの神父から受けた虐待への
長年の恨み、姉妹の精神衰弱、アル中の克服など

波乱の人生だー。


あらすじは衝撃的でも

劇場に椅子一つで語るフォーマットだと

語りとパフォーマンスが死ぬほどうまくないと
まさしく「お話にならない」

その辺はさすがベテラン ハリウッド俳優

登場人物のまね方
語り口、情熱、怒り、悲しみ
葛藤、フラストレーション
生きること、死ぬこと

観客を引き込む引き込む


圧倒のパフォーマンスでした!


この椅子一つ一人芝居や
会話だけのドラマって

ほんとに才能あるうまい俳優さんじゃないと
観れたもんじゃないなーと思いました!

その翌週に出勤日の昼休みに急いで古本屋に向かっているときに
ガブリエル バーンが信号渡ってるのを発見!

劇場の近くだったので絶対本人!😍









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