ロンドンの美術館内のカフェの質はピンキリです。
ロンドンの美術館内にあるカフェやレストランのほとんどは
ケータリング会社やレストランを経営する会社に
場所を貸して経営を委託しています。
珍しいケースがテートブリテンやテートモダンが傘下の
テートグループで
ケータリング専門の別会社を設けて
複数のカフェやレストランを経営しています。
パーティーでカナッペを取り損なわないコツ
自社経営の良いところは
外注委託だと入ってくるのは委託会社からの
家賃収入だけですが
レストランやカフェの売り上げが
美術館の収入になることです。
この経営形態で大きな問題になったのが
パンデミックで長期間美術館を閉鎖しなくてはいけなかったときです。
委託と違ってカフェ、レストラン部門で働く多くの社員を抱えていた
テートグループは
長期閉館からまもなく
大量解雇に踏み切りました。
ロックダウンの真っ最中
テートギャラリーグループ解雇反対のデモについて書いた過去のブログ
EU脱退でヨーロッパ国籍のスタッフが激減し
飲食業界がスタッフ雇用に苦戦している現在
フルで開店できるようになってから
テートのカフェは人手不足に悩まされているようです。
先日訪れたテートブリテンのカフェでも
レジの前にお客が長蛇の列で
飲み終わったカップやお皿がテーブルに山積みになっていました。
一方、ロンドンの美術館内のカフェの中でも
現在抜きんでていると断言できるのが
印象派のコレクションで名高い
コートールド ギャラリーが入っている
元貴族の邸宅、サマセット ハウス内にある
WatchHouseです!
すっきりとして清潔感のある
北欧風のインテリアは
どの国でも主流になってきましたね。
18世紀に建てられた
クラシカルな建物の内装としてもしっくりなじんでいます。
ケーキやスナック類も
他のミュージアムカフェとは比較にならないほどの
こだわりが感じられました。
コーヒーもおいしかったです。
甘すぎないチョコレートケーキには
サクランボのグレーズがかかっていました
写真には写っていませんが
さくさくブリオッシュにはさんだ
バターミルク フライドチキンと
チリ風味のコールスローのハンバーガーを頂きました。
巨額を投じた3年間の改装を終え
去年再オープンしたコートールド ギャラリー。
広々としたギフトショップには
優れたデザインや趣味のよい厳選されたグッズが集められ
これも他の美術館と比較して秀でていると思いました。
こだわる人へのお土産探しに最適です。
デザインにこだわっている例がこれ。
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