2022年1月21日金曜日

「若きポーランド」展で幻想の世界に

ウィリアムモリス博物館で開催中の「若きポーランド展」を訪ねてきました。


貴婦人の肖像画

若きポーランド 運動に触発されて描いた肖像画


ウィリアムモリス博物館で催される展覧会は
ウィリアム モリスの活動と共通点があるもの
19世紀末から20世紀初めの
アールヌーボーやアーツアンドクラフツ、ベルエポックなどと並んで
同時期に起こっていたムーブメントに焦点を当てたものがほとんどです。

この展覧会も例にもれず

1890年から1918年にかけて起こった
「若きポーランド運動」。

全体的にアールヌーボーの影響が色濃いスタイルですが
動物や植物のモチーフをフォークロア調に仕上げた作品など
幻想的でロマンの香りが漂っています。


スタニスワフ・ヴィスピャンスキ
「若きポーランド運動」の先駆者
スタニスワフ・ヴィスピャンスキのパステル画自画像。
劇作家、画家、ステンドグラスやタペストリーのデザイナーとして
多くの分野に才能を発揮しました。


タペストリー工芸

地元の機織り職人に依頼した
ゼラニウムをモチーフにした
キリムの手法で織られた壁掛けタペストリー。
抑えた色調とシンプルなモチーフが
モダンで味わいがあります。


ドアの彫刻
蜘蛛の巣の彫刻が施された扉。
幻想的でミステリアスな雰囲気に満ちています。
扉の向こうの世界には何が待ち受けているのか...


ステンドグラス
最後は、スタニスワフ・ヴィスピャンスキがデザインした
ステンドグラス。
1904年に制作されたものですが
デザインが驚くほどモダン。


私はこれをみてなぜか松本零士のアニメを連想してしまいました!



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