ナショナルギャラリーで開催中のデューラー展を訪ねてきました。
ドイツ、イタリア、オランダと移り住み、16世紀初期に活躍した
北ルネッサンスの大御所、アルブレヒト デューラー。
レオナルドダヴィンチと並び
画家、版画家、数学者として多彩な才能に恵まれました。
動物画にチャレンジ!
絶滅寸前のアフリカで見られる鷲を描いた水彩画
1520-21年に描かれたペン画が
鮮やかな状態で残され
未だに鑑賞できることに感謝。
題材も宗教画から肖像画、ファンタジー絵画など
多岐に及びますが
一番誰にでも愛され、感嘆してしまうのは
動物画です。
これは騎士が旅の途中で十字架を角にかかげた鹿と出会って
敬虔深くなる物語を絵にした版画ですが
絵の下部にむらがっているワンちゃんの見事なリアルさに注目!
学者のペットと思われる子豚のような動物と
ライオンがうとうとしているのが可愛すぎる💛
デューラーはお茶目な人だったのかとすら思ってしまった
この耳がピンと立ってあごひげ(?)がある猫さんが素敵!
アムステルダムにある動物園などでスケッチをされていたそうです。
16世紀にアムステルダムに動物園があったとは!
一本一本の線が緻密なだけでなく
無駄な線が一本もない!
緻密に写真のようなリアリズムで絵を描ける画家はいくらでもいますが
デューラーのすごいところは
緻密でありながら
宿っている魂、脈を打っている命が感じられるところです。
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