ロンドン、ロイヤルアカデミーでアメリカ人の教授でアーティストのケリー ジェームス マーシャルの作品展を訪れました。
自作、どんぐりの水彩画
イギリス各地の美術館で
白人メインの展覧会に偏らないよう
積極的に黒人や有色人種アーティストを取り上げた
展覧会が増えてきています。
Time100の一人に選ばれたこともあるそうです。
大規模な作品を手掛けることで知られています。
黒人のアイデンティティを追求した作品が特徴。
巨大な絵の具のパレットとのバランスが面白い。
黒い肌を強調して
更に漆黒のように塗ることによって
色鮮やかな絵の具のパレットとのコントラストが印象的。
これが一番気に入った作品だったかな。
アメリカの奴隷制度や
アフリカから奴隷船で連れられてきた歴史
奴隷によって富を築いた白人の歴史など
かなり深刻なテーマも扱っています。
どれだけ芸術教育がいきわたっているかなど
現在でも人種によって格差があるアメリカで
「黒人だって芸術教育を受ける場がある」
というメッセージが込められた作品。
ロンドンにも数多く見られる
髪質の違いからくる黒人専門の床屋。
これも黒人文化、アイデンティティの象徴のようです。
究極の白人文化であるロココ絵画を
黒人で置き換えたらどうなるかなどの
実験的な作品もみられました。
最後は、「未来の黒人家庭」
AIが浸透した世界に生きている今
こんな未来も近い将来に有り得るかもしれませんね。
ロイヤルアカデミーのギフトショップは
クリスマスモード
ロンドン、セントジェームスの
クリスマスデコレーション











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