2024年10月13日日曜日

シチリア長距離バス爆走騒動・遺跡スケッチ

シチリア滞在記最終編ですが、有名なギリシャ遺跡なども巡りました。


シラクサは紀元前にギリシャの植民都市として栄え
世界遺産の大規模な遺跡が残されています。

日本からの観光ツアーバスも止まっていましたが
私は滞在先のカターニアから長距離バスで訪れました。


タオルミーナ ギリシャ劇場 スケッチ

これはシラクサではなく
風光明媚な海辺の観光地、タオルミーナにある
ギリシャ劇場をスケッチしたもの

紀元前ギリシャ文化における劇場は
単なる芝居を演じる場ではなく
政治の演説や音楽、哲学、討論など
ギリシャ文明のハブとして機能していました。


シラクサ ローマ劇場

こちらはシラクサのローマ円形劇場跡ですが
ローマ時代になると
劇場の作りが円形になり

猛獣や人間同士で死闘をする
グラディエーターが登場する通路跡などがみられ

「文化的に退化してるやん」
と突っ込みを入れたくなります。


シラクサからカターニア行き帰りの長距離バスが途中で止まり

道で止まったまま運転手があせりながら
携帯でずっと話し込んで1時間ほど過ぎました。

カターニア空港経由のバスだったので
スーツケースを持って乗り込んだ乗客が
イタリア語で運転手に 
(何言ってるかわからなかったけど多分)
「飛行機乗り遅れるじゃない、どうしてくれんのよ!」
叫んでいました。

約1時間たって運転手が乗客にアナウンスをしましたが
横にいたイタリア人の若者に「なんて言ってるの?」ときいたところ

「このバスはカターニアに着く前に故障して動かなくなる。
シラクサの車庫にもどって違うバスに乗り換えるから
急いでる乗客はここで降りて自分でなんとかしろ」

スーツケースを抱えて怒り狂っている乗客達を置き去りにして

シラクサのバス車庫に連れていかれ
違うバスに乗り換えてカターニアに向けて再出発。

もうすでに3時間遅れだったので
その遅れを取り戻すべく
同じ運転手が時速120キロ以上で疾走し始めました。

目の前を走る車を次々と追い抜き
ちょっとキアヌ・リーヴスの「スピード」じゃないんだから
勘弁してよ、めちゃくちゃ怖かったです💦


エトナ火山 アート

街で見かけたエトナ火山のアート。

海水浴していた時に背後に聳え立っていたエトナ山。

活火山なので山のてっぺんから
いつも煙がモクモクと出ていました
「これってオッケーなのかな…?」

夫がエトナ山登山ツアーに
参加したいと言っていたのですが
やめとこうよと説得しました。



カターニア 修道院 スケッチ

暑すぎるのと装飾が細かすぎて
いい加減な出来になったスケッチ。

サン ニコロ修道院。
元修道院とは思えない
豪族の邸宅のような豪奢な造り。

やはり生臭坊主だったようで
権力も握って
豪華絢爛な生活を送っていたそうです。

やはり最終的には市民の反感を買い
衰退の道をたどったようです。

現在はカターニア大学の
校舎として使われています。

歴史ある建物の中で
講義を聴いてる様子が
ちらりと見えました。

カターニアの街中にある
豪族の元邸宅(パラッツォ)の多くが
カターニア大学のキャンパスとして
利用されています。


パラッツォ ビスカリ カターニア シチリア

パラッツォ ビスカリ (ビスカリ宮殿)
は宮殿の一角に今も子孫が住んでいて
大広間などを一般公開し


パラッツォ ビスカリ カターニア シチリア

パーティーや式典向けの
イベントスペースとして貸し出しているそう。

階段もロマンチック✨


パラッツォ ビスカリ カターニア シチリア スケッチ

宮殿の外壁にも
これまたうねうねと立体感溢れる
バロック彫刻が施されていたので
スケッチタイム。

職人技には脱帽の一言です!


シチリア カターニア 菓子パン

昼食や夕食はアパートで自炊することもありましたが
朝食は違うカフェを毎日試しました。

シチリア名物リコッタチーズを甘くしたものが
入った菓子パンとダブルエスプレッソが
お気に入りの朝食♬


カターニア 教会 オペラ

テアトロ ベリーニ (ベリーニ劇場)のオペラのチケットは
売り切れでしたが

教会で主催されたオペラを観に行ってきました。

ドレスなど何も持ってきていなくて
観客がドレスアップして来たらどうしようと
心配しましたが
皆さん観光客で普通の恰好でほっとしました。

ソプラノの娘さんが受付も兼ねていたほど
小規模なオペラでしたが

大理石づくめの教会は音響がよく
もちろんマイク要らず。

オペラと言っても名曲のヒットパレード
なので初心者でも楽しめる内容。

下手に劇場のチケット取れてたら
本格派の全編オペラだと
多分3時間近く続くので

挫折してたかも

思い出に残る旅行となりました♬












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