ロンドンは一気に10度程気温が下がり、朝方は5度位でとっても寒いです。
先週、所用があってバーミンガムを日帰りで訪ねました。
イギリス第2都市で
市の中心はショッピング街や
コンサートホールなどロンドン並みに
賑わっていますが
規模がロンドンより小さく
もう少しゆったりしています。
ミッドランドと呼ばれる故
国の真ん中に位置するので
何処に行くのにも便利な場所に位置しています。
ロンドンからは特急で1時間くらいで行けるので
余裕で日帰り可能です。
所用の合間にスケッチをしようと
立派な市庁舎広場をパノラマで描いて
水彩で色を入れようと意気込んでいましたが
描きかけのままになりました。
その理由は…
市庁舎広場は
立派な市庁舎の建物と
銅像や大きな噴水があり
ロンドンで言う
トラファルガー広場のような役目をはたしていて
市民や観光客の憩いの場となっています。
子供がいたら自分の息子になりそうな年齢の
精悍な若者に話しかけられ
何をしているのかきいてみたところ
フィジーで募った英国衛兵隊の集団就職で
英国に渡り
バッキンガム宮殿の隣にある衛兵宿舎で暮らしているそう。
バーミンガムに住む叔父の家に泊まらせてもらって
久々の休暇だそうです。
フィジーで8か月、英国で8か月のトレーニング兼試験で
受かったのは6割。
ちなみに衛兵のトレードマークのあの長細い毛の帽子は
私はいい加減化繊とか使ってるんじゃないかと思ってたんですが
未だに熊の毛で
毎週シャンプーで洗ってるそうです。
ずっと衛兵でやっていきたいのかと聞いたところ
5年勤務すると英国パスポートが取得できるらしく
パスポートが取れたら何か違うことがしたいと言っていました。
フィジーは英国共和国連邦の一部ですが
共和国連邦ではこういった兵士の集団リクルート
長年勤めると英国永住権が与えられるなどの
措置があるみたいです。
バーミンガム市内では
ヴィクトリア時代に建てられた
立派な建物がたくさん見られます。
これはバーミンガム スクール オブ アート
ずっと話を聞いていて
気が付くとロンドンに帰る電車の時間が迫っており
スケッチを完成させることができませんでした。
でもスケッチよりも
多様な人生を歩む若者の話を聞く方が
またとない機会なのでとても興味深い経験となりました。
バーミンガムにはヴィクトリア時代から栄えた
宝石街があります。
現在は19世紀レンガ造りの元倉庫などが
マンションとして改装され
ニューヨークっぽいお洒落な居住地区となっていますが
今でも宝石の卸売りや
販売店が連なっています。
写真は宝石街にあった
1883年に設けられた
鉄製のパネルで覆われた
元男性用公衆便所。
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