ロイヤルアカデミーのサマーエキジビジョンを訪れました。
もうすっかり秋なのですが
毎年夏に開催される展覧会がコロナで延期になったので
名前を変えずに開催しています。
由緒あるロイヤル アカデミー オブ アートで1769年以来
1度も中止することなく(大戦だろうが、疫病だろうが、テロであろうが)
毎年開催されています。
主に彫刻が展示された部屋
この展覧会は、ロイヤル アカデミーのメンバーの画家の作品以外に
一般公募を募り、入選した人の作品も展示されています。
入選への倍率はすさまじく
毎年約1万7千点の作品の応募がありますが
そのうち入選するのは約700点です。
毎年約1万7千点の作品の応募がありますが
そのうち入選するのは約700点です。
私も、ロイヤル アカデミーの近所で働いていたころ
一度応募したことがあります。
もちろん落選しました!😂
当時は第一次審査の段階から
作品を直接アカデミーに持ち込んで
審査員にみていただく仕組みでしたが
現在はメール送付で
第一次審査を通った人のみ持ち込むようです。
応募の際手数料35ポンドを支払います。
(私が応募した当時は25ポンドだったぞー、いいお金になるなー😝)
ですので、この展覧会はものすごい数の作品が展示されているのが特徴で
1000点以上展示されています。
全部観るのに休憩なしで4時間かかりました!
アーティストのお友達と一緒に訪れましたが
「なんでこの作品がOKで私のがダメなのよ!😬」と
毒舌をまきながら鑑賞できるのもこの展覧会の醍醐味です😁
この作品は、複製可能で150点限定で売り切っていました。
1点250ポンドなので37,500ポンドの売り上げ…これは賢い!
お友達と
一番良いと思った作品と
一番いけてないと思った作品を
1000点を超える作品の中から選びました。
上の大きな黒の額縁の絵がお友達のお気に入り。私も好きです。
ちなみにいけてない作品はネガティブなので
撮影しませんでした😉あしからず
私のセレクション
ベスト2です!(一つにしぼれませんでした)
肉眼で見ていただいた方がよさが分かる作品ですが(やっぱり売約済み!)
ファロー アンド ボールという老舗のペンキのブランド
(うちもこのブランドを使ってます)が
販売契約店で無料で提供しているカラーサンプル表の上に
美術史上の有名な作品やムーブメントを
ペンで一コマ一コマ細かく描いたもの。
素描力、技術の素晴らしさもさることながら
これ、一コマ描き間違えたらまた一からやり直しだから
何枚カラーサンプル表描き損じたのかなと考えました😅
自分自身の好みとしては
美術史上の名作をテーマとしてモダンに解釈した作品が多いです。
(自分自身もそういう作品を最近試みています)
上の作品は
ロココ画家フラゴナールの名作「読書をする少女」をモチーフにしたタペストリー。
ふちをパッチワークでかたどったものです。
ロココ絵画、タペストリーと
18世紀ヨーロッパ美術にゆかりのある題材ですが
コミックのコマワリを連想させるインフォーマルなレイアウト
力強く現代的なテキストの文字
フェミニズムを主題とした文章構成が
この作品にコンテンポラリーなエッジを与えています。
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