2021年7月13日火曜日

湿原公園内で楽しむ版画教室

サッカーユーロ2020決勝戦、PK戦でイングランド代表が敗れるのをみていました。😢


よりによって肝の座ったイタリア代表とPK戦...ダメかなーと思いましたが…

普段サッカーは全然観ないのですが、55年ぶりのタイトルを賭けた戦いだったので。若くすがすがしい選手陣といい人そうなサウスゲート監督をみれて満足です。


うちからさほど遠くない所にWalthamstow Wetlandsという貯水池周辺の自然を活かした、野鳥や植物の観察が楽しめる湿原公園があります。



19世紀末のビクトリア時代から現在に至って東ロンドンの貴重な給水源の役目を果たしています。

湿原公園内に、ビクトリア時代から1980年代まで使われていた蒸気エンジンのポンプが収められていたエンジンハウスと呼ばれる建物があります。現在は案内所・カフェとして利用されているほか、美術教室のワークショップとしても使われています。

エンジンハウス

1894年に建てられたエンジンハウス


このワークショップでPrinting in Nature という湿原公園内の自然で観察した草木や生物を題材にして版画にするというコースに参加しました。


まずは公園内で版画にしたいモチーフを探す作業から。

公園内には複数の種類のトンボが飛んでいました。トンボは水辺を好むのでしょうか。

葉に止まったトンボに携帯を近づけました。ほとんどの場合皆飛んで行ってしまうのですが、このトンボは身動きもしなかったので画像をとらえることができました。


とんぼ

金属のように光る青い胴体と、墨で一筆描いたような羽。



トンボ


今回教室で学んだ版画はポリエチレンの板にボールペンや爪楊枝で線を描くもので、版画の中では、芋版などより更に簡単な初心者向けです。私の頭の中では、木版画が一番技術が必要だと理解していますが。



ワークショップ

エンジンハウス内のワークショップ。もともと給水ポンプを収容していたので天井が高いです。レトロおたくの私は、ビクトリア時代からの総タイル張りで、うわぐすりの具合が味わい深い戦前のタイルをみて感動していました。



版画

初めてトライした版画。ちょっと子供の作品みたいだけど、来週はもっと凝ったレイアウトや線で作ってみたい。



線を描いた後にローラーで版画用インクをポリエチレンの板に塗り付け、その上に紙をのせて馬楝でこするだけ。

ボールペンでなぞった簡単な線でもちゃんと浮き上がって出てくるので手作りの年賀状などに理想的かも。

驚いたのが、馬楝は日本から輸入したものを使っていてBarenと呼ばれていたことです。平たい円状の板を竹の皮のようなもので覆ってあるだけなので、生産するのはそんなに難しくないと思うのですが。


先生は日本の版画の技術にかなうものはないとおっしゃっていました。









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