2021年2月24日水曜日

歴史から学ぶ巣ごもり生活

ロックダウン中にあえてテレビを観ることを放棄しました。


ラップトップに向かったり、携帯を見る以外は

絵を描き、文章を書き、森を歩く、とまるで一昔前の人のような生活を送っていますが

歴史上で幽閉に近い生活を送っていた人から意義ある生活を送るヒントは得られるのでしょうか?

中世のお姫様イラスト

中世のお姫様イラスト


例えば、中世のお姫様は公式な行事以外でしょっちゅう外出することはなかったようですが、家の中でも常に美しく着飾っていました。

まあ、平安時代のお姫様と同じで、うちの中と言っても側近やら大勢の人に囲まれて大きなおうちで生活していたでしょうから、小さい町の中に閉じこもっているような感じだったんでしょうか?

けじめをつけるため、気分を盛り上げるために家の中でもお洒落…理論としては素晴らしいけど、実践するのが難しいわー。


今、「モスクワの紳士」という小説を読んでいますが、

フィクションではありますが

ロシアの元貴族が、ロシア革命後ソビエト政府から5つ星ホテル内で無期監禁を命じられ、

屋根裏部屋で生活しながら読書や、ホテルを訪ねてくる知人と会ったり、ホテルに泊まりに来た女優さんとランデブーなどで日々を過ごす話です。



モスクワの紳士小説

「モスクワの紳士」


この侯爵は外に出ることを禁じられている分、訪問者とのふれあいでホテルの外の世界をうかがったり、過去の自由だった時の思い出を大切にして時を過ごしています。


この侯爵自身も「流刑になった人や刑務所入りの人はどうやって精神的に耐えられたのかな。」と模索しています。

ロンドンロックダウンは訪問者に制限がある分、永遠ではないから、この侯爵がおかれている状況よりまだいいかなー。


ちなみにシェークスピアが活躍した17世紀は疫病、伝染病がしょっちゅうはびこっていて、ロックダウンありまくり、芝居小屋閉まりまくりという時代であったにもかかわらず、リア王、マクベスなど傑作を書き残しています!


少しづつロックダウンを緩和していくニュースも入ってきていますが、あまり期待を抱きすぎないようにして、現在の生活を続けていこうと思っています!

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