イギリス人のマスクとの葛藤

 日本人はマスク着用のベテラン

コロナ以前の去年の晩秋に妹と母がイギリスを訪れました。タクシーの中でマスクをしている妹を見て「なんで風邪もひいていないのにマスクしてるんだろう」と思った覚えがありますが

当時は世界中の人が着けることになるとは夢にも思いませんでした。

イギリスでも現在屋内店舗や公共交通機関などでマスク着用が義務付けられましたが、マスクは病院でするものだと思っていた社会で、息苦しいと感じる人もいるようで、よくこういう風にマスクを着けている人をみかけます。

鼻を覆ってない人

マスクを顎にかけてる人

あと、これは私が目撃したわけではありませんが、無料新聞「メトロ」の読者の手紙によると、

くしゃみする直前にマスクを外す人

「それじゃ意味ないじゃん！」

と叫びたくなりますが、個人主義で表現の自由が寛大なイギリスで、新しい社会ルールを取り入れようとすると、人口の割合で規則を守るのに苦心する人が比較的多くなるのではと思ってしまいました。

先日、南ロンドンのペッカムにあるスーパーにアナーキストの少数グループが乱入し、買い物客に「このマスク着用の規則は陰謀だ、皆、マスクを外したまえ！」と呼びかけたそうです。すぐに守衛の人に追い出されて、買い物客は無関心だったそうですが…