ロンドン美容室事情

美容室解禁になってしばらくたったので、ヘアサロンに行ってきました。

以前は地下鉄に乗ってロンドン中心部の日本人の美容師さんがいるサロンに通っていましたが、コロナ以降、近所の歩いて行けるサロンで切ってもらっています。

ご近所サロンでも何軒か試したのですが

パリコレのヘアスタイリングを担当していたというイギリス人が経営するサロンも行ってみました。インテリアや美容師さんも超お洒落で待ってるときにグラスでシャンパンが出てくるような、値段もお高いところだったのですが

以外と上手じゃなかった。

冷静に考えてみると、パリコレでモデルさんの髪ばかりいじっていたのでしょうから、剛毛くせ毛の東洋人のおばちゃんの髪をどう扱ってよいかわからなかったのかもしれません。

こういう店はロンドン中心部じゃないとお客さん来ないんじゃないかと思ったんですが、私が住む郊外でも意外と流行っています。

高田健三さんが亡くなったときに追悼で描いたイラスト

で、落ち着いたのが、東欧の女性が経営している安価で質素な店構えのサロン。

黙々と仕事をする東欧系のお姉ちゃんが、予想を裏切ってテクニックが素晴らしく、髪の間をすいたり、下手すると爆発しかねない私の髪質を見極め、シャープなショートボブに仕上げてくれる。

試してみないとわからないものだわー。

うちの近所には黒人の方専用のサロンが何軒もあります。黒人の人は黒人専用のサロンにしか行かないようです。編み込みや、縮毛矯正の仕方、エクステ、ウィグ、使う薬など、他の人種のお客さんと仕様が全然違うからです。

なので非黒人の人が黒人専用のサロンに行くことはありません。私はくせ毛なので、好奇心で、行ったらどんな髪形になるのかな、と行くことも考えましたが、誰かに、使う薬がきつすぎるので髪の毛が抜け落ちるんじゃないかと言われてあきらめました。

これも山本寛斎さんが亡くなったときに描いたイラスト。どちらも私の憧れ、山口小夜子さんがモデルです。